映画は国産か外国産かによって特徴がはっきり出る
邦画と洋画、それぞれに良いところと悪いところがありますが、今回はそれぞれの特徴について述べていきます。
まずは邦画についてですが、これは比較的「感情」に重点が置かれています。洋画が日本で公開されるとなったときのCMと、同じ映画の海外でのCMは違うことをご存知ですか?海外ではアクションに重点を置いてCMを作るのに対し、日本は感情に重点を置いています。こちらの方が日本人受けするのだそう。
邦画では、冷静な人なら「そんなところで感情的シーンを入れたら時間がなくてあの人が助からないだろう」とツッコミを入れるところもあります。それくらい時間をかけて共感してもらったり、涙を誘ったりすることに力を入れるのが邦画の特徴です。ホラー映画でも、邦画の方が洋画より精神に来るとはよく言ったものです。
一方、先ほど少し触れましたが、洋画の方はアクションをメインに据えます。いかに映画として見ごたえのあるシーンを作れるかを目指すものが多く、そのため洋画の方が自然なCGを使い、違和感なく迫力あるシーンを作る技術に長けています。予算の関係もあるかもしれませんが、邦画と比べてみるとアクションシーンは洋画の方がワンランク上を行っています。
感情的になるシーンももちろんありますが、そこをくどく広げるのではなく、次々と起こる物語展開、はっきりした起承転結が見どころとなっているものが多いです。
邦画と洋画、どちらが良い悪いというものではなく、特徴に違いが出るのが面白いところです。お国柄によっても違いは出るので、洋画とひとくくりにせず色んな国の映画を見比べてみるのも新しい発見があって楽しいでしょう。そうすることによってより邦画についても詳しくなれます。